
世界で活躍の松山英樹プロは、気に入ったパターを長く使用する傾向があります。
しかし松山プロはキャメロンから、テーラーメイドを投入しました。
このことに驚かされたゴルファーも多いでしょう。
今回そのパター、TPコレクションについて調べます。
松山英樹のパターはテーラーメイドへ
松山英樹プロのパターといえば、スコッティキャメロンがおなじみです。
ところが構えのよさから、テーラーメイドのパターを使用したことが話題になりました。
松山プロは、本来よいと思うクラブをすぐ取り入れるようです。
今回それがTPコレクションでした。

松山プロが使用したのは、ツアープロの支給品です。
パターのソールにツアープロの文字が入っていました。
そしてネックの形状は市販品とは違うものでした。
松山英樹のテーラーメイドのパターに最新技術が搭載
松山英樹プロが採用したテーラーメイドのTPコレクションパター。
これには新しい技術が搭載しています。
まずこのパターの種類をみていきます。
3つ種類があり、1つが「ソト」で、ピン型です。
あとの2つが「ミューレン」と「バーウィック」でマレット型です。
いずれも303ステンレススチールという人気の素材です。

このパターのフェースにピュアロールインサートという物が装着されています
それはスパイダーシリーズにも装着されている、独自のインサートです。
そしてこのTPコレクションには、改良版が装着されています。
この素材の助けでボールに順回転がかかり、スムーズなパッティングが可能となるのです。
ソフトポリマー樹脂の素材で、インパクトの時にTPUが潰れるようになっています。
ソフトポリマーが潰れると、隠れていた45度グルーブという溝が現れます。
そしてその溝がボールのカバーをつかみ順回転を与えます。
打ちはじめのボールのスライドが減り、ねらったライン上に乗せ易くなります。
したがって、正確なパッティングを実現します。
このように、最新の技術が搭載されているパターです。
松山英樹のテーラーメイドのパターはミューレンのベントネック
松山英樹プロが使用したのはTPシリーズの「ミューレン」です。
ミューレンはマレットタイプでサイズは大きくもなく小さくもないです。
市販されているミューレンはショートスラントネックです。
しかし松山プロのプロトタイプはベントネックを採用していました。
ショートスラントネックの通常のミューレンはトウヒールバランスです。
松山プロのベントネックのミューレンは、フェースバランスよりの構造になっているようです。
そこで、パターの主なネックの4つの形状の特徴をみてみます。
クランクネックは、別名「カギ型ネック」でその名の通りカギの形をしています。
その特徴は、後ろにフェースがあることにより、ボールを押し出す時間が長くなります。
そして、ベントネックのベントとは英語で曲がった、湾曲したと言う意味です。
シャフトのネックの部分が湾曲してヘッドに入っているものです。
湾曲していることによってグリップの延長線上にフェースの芯がくるようになっています。
その形状はつかまりやすく直感でボールを打つことができます。
ショートネックは、ネックが短く低いところからシャフトが伸びています。
最後に、センターネックはヘッドの真ん中にシャフトがストレートに入っています。
その中で、つかまりを重視する松山プロはベントネックを選びました。
ベントネックは重心を低く作ることが可能です。
したがってストロークが安定しやすいのも特徴です。
まとめ
松山英樹プロがテーラーメイドにパターを変えたのには驚かされました。
パターを変えたのはストロークを整える意味もあるのかもしれません。
また、テーラーメイドのパターで有名なのはスパイダーです。
ですが松山プロが使用のTPコレクションにも注目していきたいですね。