
こんにちは。
長くスポーツを行っていると、不調やけがに見舞われるので
体調に合ったようにフォームを調整し変えます。
成績を上げるために目的はそれぞれですが
今回は、2018年から国内へ復帰した石川遼選手の
スイング改造について調べてみました。
なぜ、スイングの改造をするのか ~ポジティブな目的~
ゴルフに限らず、どのスポーツにおいてもフォーム改造という言葉をよく耳にします。
ある一定のレベルまで行くと、フォームを改造するというよりも、
そのフォームの精度を上げたり、既存のフォームをベースに付け加えるといったイメージです。
実際、トップの選手になると大きく変更することによるリスクがあるため、
あまり変えない選手も多くいます。
しかし、石川遼選手はなぜ、スイングを改造を行ったのか、
その理由や改造した先に見ているものなど含め、見ていきたいと思います。
それでは、スイング改造をする理由について、調べてみたいと思います。
改造といっても理由=何のために改造するのかという目的が重要です。
ゴルフにおいて考えられる目的は大きく4つあります。
まずは、ポジティブな目的について考えてみます。

1.飛距離をのばしたい
これは、わかりやすい目的ですね!
トッププロ、特に海外などの選手は、ドライバー・アイアンともに
日本人に比べ、飛距離が出ます。
体格差ももちろんありますが、クラブの使い方・力の伝達の仕方に
違いがあるのも確かです。
実際、飛距離があるとコースマネジメントの幅が広がり、
有利に試合を進めることができます。
2.持ち球を増やしたい/変えたい(曲がらないようにするなども含む)
これも、1と同様にわかりやすいですね。
持ち球が増えることにより、コースマネジメントも有利になります。
また、どんなに強い打球が打てる選手でも意図としない曲がりなどあると
試合では、ミスを恐れて思いっきり振ることができません。
思いっきり振ることができたとしても、狙ったところに行かないと
コースマネジメントもできません。
また、曲がる=飛距離のロスにも繋がります。
なぜ、スイングの改造をするのか ~ネガティブな目的~
次にネガティブな目的についてです。
3.ケガの予防
これは、言われるとわかるかもしれません。
どのスポーツでも年齢による筋力の衰えなどにより、
若い時のフォームを続けていると故障の原因になります。
特に、選手生命が長いスポーツにおいては大切なことです。
対策としては、イチロー選手のように常に肉体を同じに保つように
トレーニングするということもできますが、なかなか難しいです。
もし、体に負担の大きいスイングのまま無理をしてプレーを続ければ、
選手生命の短縮はもちろん、試合にも出れないなんてことも。
そのため、ゴルフにおいては、自身のスイングを客観的に見直しする必要があります。

4.変えざるを得ない状況
(自身のスイングのベースが何かしらの理由で崩れてしまったなど)
これは、簡単にいえば故障をしてしまった場合が挙げられます。
故障=何かしらの負荷があり、体が悲鳴を上げたということです。
また、体への負担が多いにも関わらず、無理をしてプレーを続けた結果、
本来のスイングが壊れてしまうケースです。
この場合、違和感や痛みを体が無意識にかばってしまい、
その結果、スイングに意図としないずれや、癖がついてしまうケースです。
石川遼がスイング改造をする理由と原因
スイング改造をする一般的な理由を考えてきましたが、
石川選手はなぜ、国内復帰とともにスイング改造に取り掛かったのでしょうか。
理由は、ドライバーの不調です。
きっかけは、2013年に米国ツアーへ参戦し、海外選手とのドライバーでの
飛距離の差を埋めようとスイングの調整を行っていました。

ポジティブに感じるかもしれませんが、
実はこれが体への負担をさらに増やしていました。
もともと、石川選手は腰への不安を抱えていました。
石川選手は早くからプロとして活躍はしていましたが、
若さゆえのしなやかさや柔軟性を生かしがスイングをしていました。
しかし、体が出来上がっていなかったため、腰への負担が増えてしまったのでしょう。
結果、故障をし試合に出られないなど米国ツアーでは苦しい5年間となりました。
その苦しんだ5年間が作り出したのが、現在のドライバーの不調。
自身が気が付かないところでスイングのベースが崩れてしまったのだと思います。
まとめ
『石川遼のスイング改造に隠された本当の原因と理由』
いかがでしたでしょうか。
今回は、なぜ石川選手がスイング改造に取り組んでいるかについて考えてみました。
実際、ゴルフスイングは、クラブという道具を効率よく利用するために
体へ負荷をかけています。
基礎筋力の向上なども必要ですが、
生涯スポーツとしても楽しむためにも、体に無理のないスイングを作り上げたいと感じました。
最後まで、ご覧いただき、ありがとうございました。